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事業継承&構造改革&知の代行へ

100年企業へ・経営体制の強化!!
営業重視・立ち止まって考えてみよう!!

選択と集中&本社機能の充実へシフト

代表取締役会長 廣澤 三夫
代表取締役会長 廣澤 三夫

平成28年も、いよいよ残り一ヶ月になりましたが、今年は「現状打破・未来創造」を念頭に「飛躍の年」とさせて頂きました。お陰さまで「規模の拡大よりも質の向上」をモットーに、創立51周年の記念日を契機に代表取締役社長として谷口太を誕生させ、新年度(4月)には新卒5名を採用、そして梱包発送会社としては異例の「PDS事業」のさらなる需要の拡大を視野に、オンデマンド印刷機を導入、業界紙等をにぎわす事になりました。

これもひとえに弊社が歩んで来た「進取のヒロサワ」と揶揄される程、創業以来50数年間・新しい発想で「顧客満足」の最大化を追求してきた成果ではないかと自負しております。

さて、昭和47年創業期まもなく開発した、ベルトコンベアを駆使しての生産ラインは、梱包業界としては非常に珍しく、大手物流会社の先がけとして評判を呼びました。

実は、この発想のもとになったのは、昭和45年「ソロバンローラー」二本を繋いで傾斜をつけて活用した事にありました。この事によって、数台の結束機の並列連結作業を可能にした画期的なラインの前身であり、商品の移動手段として大いに重用された事を懐かしく思いだしております。

また、人海戦術で行っていた「冊子の封入作業」を、機械的に簡単に早くきれいに出来ないものかと考えて辿りついたのが、封筒を作成する工程の中で「紙をフィルムに変えて、連続的に冊子を投げ込む」事を連想、ソーセージのフィルム包装機で「冊子の封入作業」を行うという画期的な発想を生み出し、労働集約型から装置集約型への第一歩を踏み出しました。

「P&D・全国どこでも一個1000円」

さらに、弊社の社名にもなっている「P&Dシステム」の開発のきっかけは、「路線運賃」は運輸省が認可する部署。その役所の梱包と発送業務の入札で、発送運賃を含む見積を求められた時に「他の省庁は、梱包のみの競争入札なのに・・・」「路線運賃を認可している運輸省がどうして・・・」素朴な疑問が、私の「進取の気質」に火をつける事になり、「路線運賃の仕入れの仕組み」に注目、多くのお得意様の少量の荷物を沢山取り扱う事によって、仕入れコストを軽減させる事が可能になると判断、「全国どこでも一個1000円」というキャッチフレーズを謳い「P&Dシステム」と商標登録、梱包料金と発送料金を一体化させることで「一個の荷物でも大口割引の特典があります」と。

以来競争入札はもとより、多くのお得意様の需要拡大に繋げて参りました。

旧社名・廣澤梱包興業株式会社

これらの発想は、1kg内のラッピング(フィルム包装)への配送仕様にも採用し、「L&Dシステム」として一世を風靡しました。大変にありがたいことで、廣澤梱包興業株式会社の大発展の礎になった事は間違いありません。

関係各位には大変お世話になりました。この場をお借りしまして厚くお礼申しあげます。

私が手掛けた大きな業務改革の一つに、平成9年代表取締役社長に就任した翌年、最大手のお得意先様からの「梱包発送業務の一切を委託したい」とのご用命に対し「1kg以内の発送業務」に対する画期的な提案「L&Dシステム」が採用された時にありました。

あれから20年、時代は大きく変わりました。

「いちど・・・立ち止まって考えてみよう」

世は当に「激動の流通業界」大手物流会社や通販会社・倉庫会社は挙って「物流と輸送」の規模拡大に走っており、また大手輸送会社の多くはロジステックス企業を立上げ、その多くは「3PL事業」への参入であり、「保管・管理・梱包・配送・決済」迄のワンストップ化によって、効率化・差別化など物流に対する優位性を発揮させる為に、外環や圏央道など「当日配達へのアクセス構築」を視野に凌ぎを削っております。

これらを鑑み、弊社の築いてきた優位性を「小ロット・多品種・短納期」と位置付け、さらに各お得意先様の利便性を如何なく発揮させる為に、本社への「選択と集中・一度立ち止まって考えてみよう」をテーマに、大きな「構造改革」に着手、本社ベースの生産管理システムの再構築と2020年を視野に、より付加価値の高いサービス(PDS事業)の基本体系を構築すべく、谷口社長中心に「構造改革委員会」を立ち上げ議論を交わしております。

平成28年12月 第51期中には、その全貌が皆さんの前にご案内出来ると確信致しております。今年も残り一ヶ月、この度の計画は谷口社長の初仕事でもあります。

本社3階・アドリームの環境改善・ドットコムへの4号機移設・龍岡倉庫へのライン新設など、多岐に渡る「構造改革」が施されることになります。

乞うご期待!! すべて「選択と集中・現状打破・未来創造・経営の効率化」への通過点となります。

年度末、くれぐれも事故の無いように、風邪などめさないように 用心ください。

全国の市区町村向けの発送物が、月に5万個~10万個・時には20万通を取り扱う事になり、旧来の発送方法では「宛て名用紙の作成」が処理しきれない事を懸念し、大型コンピューター「IBMAS400/サーバー」の導入を決意「発送業務基幹システム」の開発から関わり、実質8カ月で稼働可能な状態にまでこぎつけ、客先の新年度(平成10年10月1日)からスタートする事になりました。私にとって「一世一代の大勝負」金融機関との厳しい折衝をもクリアし、今日の社名「P&Dヒロサワ」の原点を創作した喜びは、今なお 私の胸中に大きな誇りとして横たわっております。

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