師匠との出逢い「カラオケ編」

久しぶりに「赤羽歌謡教室」にお邪魔することになった。

先生のところに通い始めて約2年、先月はまるまる1ヶ月お休みをいただいてしまった
理由は、歯の治療(インプラント)が、思いのほか「話す事や唄うこと」に不具合を生じさせている
そんな折に、社内のA氏から「私にも唄の先生を紹介してください!」
これをきっかけに、あらためて「予約をさせていただき」家内と三人でレッスンを受ける事になった

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祝 先生(4.27 大赤羽祭・カラオケ大会にて撮影)

私は、あらかじめ次の課題曲として、いま売り出し中のジェロの歌(海雪)をお願いしましたが、
先生から「あなたにはこの曲はチョッとムリ・・・」そして頂いた曲は、「小金沢昇司の別れる街」
いつもの事ですが、課題曲の譜面はすでに用意されてあり、早速練習することになったのだが・・・・

なんとも、歯の調子がおもわしくなく、話す事も歌うことにも積極的にならない・・・
やむなく順番を替わってもらい・・・・家内が最初に指導をしていただく事になった

坂本冬美の新曲「紀ノ川」に挑戦する事になった。最初のイントロでチョッと不安げな様子、
静かな出だし・・・・曲全体に盛り上がるヶ所がちょっと少ない、歌唱力が問われる?
母が娘を思う・・・・びっくりしたのは、家内の今の心境にぴったりの歌詞が用意されていた事

「祝先生の指導方法」
最初、あらかじめ用意された譜面を見ながら先生のピアノ伴奏で練習、そして「カラオケテープ」で繰り返す・・練習で特に素晴らしいのは先生ご自身がその曲をテープに吹き込み、練習用テープとして用意していただけること。練習生はそれをなぞりながら練習を重ね、次回のレッスンの時に先生のピアノを伴奏に、細かいところ(ブレスや強弱やテンポなど)について、繰り返しご指導を頂く事になる。

そして、さらにカラオケにあわせて「言葉の意味と感情表現」について、さらに指導を受ける。

その時々の指導方法はもとより、その場の「雰囲気・空気・風」は、大変厳しくもあり和やかである
・・・76歳というご高齢(失礼)にもかかわらず矍鑠とされており、とても とてもお元気である

この元気の源は、何処から沸いてくるのか?
・・・・まったく持って不思議でならない   

一つ言えることは、先生は常に前向きであまりくよくよしない
沢山の生徒さん お一人お一人を徹底して「誉めて・ほめて・褒め上げる」
ただし優しさばかりではない・・・・特に上級者には大変厳しい・・

あああああ~ううううう~えええええ~おおおおお~

いずれにしても、「赤羽歌謡教室」に指導を求めてくる沢山の生徒さんたち
どなたも「祝先生の摩訶不思議な魅力」に取り付かれているようだ・・・・・

昭和の初めに「医者」を目指し大学へ・・・・
時代の変遷を辿りつつ歌手の道を模索・・・・
フランク永井や鶴田浩二と同世代と伺った・・

作詞・作曲も手がけながら、ご自分の道を切り開いてこられた「祝太郎先生」
こんにちの名声は、並みの努力ではとても手に入れる事の出来ない人生模様が・・

年に二回の発表会では、身を粉にして生徒の面倒を見る先生の立ち居振舞いに・・・・
赤羽の教室では、歌唱指導を通じてすべての生徒を包み込むそのおおらかさに・・・・

どんな状況にあっても、いつも笑顔を絶やさない優しさ・・・

そして、人と演歌をこよなく愛して止まない「祝 太郎先生」
今、私が思う事は「・・・・師匠に逢えてよかった!」ということ!