念願の海外旅行(中国・杭州)

長~い間 待ち望んでいた海外旅行  「1月9日から13日」
中国にマンションを構えている友人夫婦の誘いで、杭州に行くことになりました。
マルコポーロが世界で一番美しい国「杭州」と発言されたそうですが、その史跡や銅像は西湖のほとりにひっそりと建っていた。その当時の景観を彷彿させるような西湖の畔を散策し、その湖上をゆったりゆったりと遊覧船で楽しみながら、久しぶりに夫婦でのんびりと過ごせた時間は格別なものでした。

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その西湖の界隈には、建国の父毛沢東主席の別荘も残っており、時の権力者の威光を垣間見る事も出来ました。中国5千年の歴史を残しつつ、官公庁や商業施設が勢い良く活動している様は、立ち遅れている社会資本の整備を「海外からの資本」も含めて、積極的な経済対策の対応を決断した、当時の政治家の英断があったればこそと、改めてリーダーの役割期待の大きさを実感させられました。

写真では紹介できませんが、その時代を謳歌するのは、若者が定番ですが中国でも若者の元気は凄い。男女の仲も世界レベルでありファッションもそこそこ、快活に生活をエンジョイしていることに、脅威と希望を感じさせられた。

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友人のマンションは、杭州の中心地から車で約一時間、日本に当てはめてみればビバリーヒルズや多摩ニュータウンの規模を擁している。実は民間企業の販売であり、かなりグレードの高い高級住宅地として話題になっている。9階建てを中心に完成の暁には、やく40棟前後になり、学校や商業地域も整備されるとか?、いずれにしてもスケールが大きい。現在は住居として活用している世帯は約1割程度に過ぎませんが、いずれは大きな町「余杭」として活性化されるのではないでしょうか?

ひとつ残念だった事は、ハードはしっかり設備されておりますが、いわゆるソフト「水周りや暖房など周辺施設」が充分に整備されていないのは、大まかな国中国だから・・・・・止むなしなのかも?

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さらに驚かされたのは、スーパーやデパートやカラオケなど「日本のキャパ」とは比較にならないほどスケールが大きい。品ぞろいはもとより、売り場には人が群がってくるような勢いがあり、かなり生活レベルも上がってきているのではないかと実感するいい機会になりました。

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日頃、閉塞感を感じている日本経済とは少し勝手の違うところもあり、日本の行政も中国を含めたアジア全体をターゲットに、顧客ニーズを掴みながら「需要の拡大」を図り消費マインドを挙げていくべきではないかと強く感じさせられた。当時、日本のスーパーが打ち出した「良い品をどんどん安く」を再現している中国の実態をうらやましくも感じた一瞬でした。

(社員の皆さんにスーパーで見繕ってお土産として沢山用意しました。大きなトランク一杯で約800元程、日本円に換算すると総額12000円程度でした。ちなみに靴下が2足で100円など・・・・・・)
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さらに驚かされたのは、国土開発に対するスピードが日本とはまったく違うことを、友人の説明により確認させていただきました。街中から2時間(約50~60km)ぐらいかけて「鍾乳洞」を見学に行きましたが、6車線の道路いっぱいに高級車が列を作って移動している。その両側には高層住宅が立ち並んでいる。それはそれは壮観であり、日本ではあまり見ることの出来ない景観でもある。

実は、数年前には100年も前に立てられた農家や商業地が、所狭しと並んでいたそうですが、写真で見るようにその風景は跡形もなく整備され、立派な町が忽然と現れる。

しかし2~3㌔走ると、道路は狭く戦後の日本のような様相を呈し、古いたたずまいとまずしい生活にあえいでいる住民が、行商や露天で商売をしている様に出会う、中国では鍾乳洞も観光資源として大切にされているらしい、そのひとつに出会うまでの道すがらに、こんな風情を楽しめるとは・・・・
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 中国4大鍾乳洞   鍾乳洞の内部

また、数キロ走ると素敵な民家が忽然と現れる。道路が充分に整備されず両側には旧来の古い町並みや古木が残っている。のどかに犬も散歩している? そのコントラストが今の中国を象徴しているかのようでもあり、複雑な思いにもなった。
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友人の奥様から紹介されたお母様は、82歳というご高齢にもかかわらず、とにかくお元気で親戚縁者の要として、温かく見守っていただいている。その存在感に圧倒されるような場面に何回も遭遇した。
お母さんは、中国でも有名な雑技団の団長をされていたご主人と長く京劇に関わっていたそうですが、身のこなしやその風貌から「一世を風靡した貫禄」を垣間見させていただくことになった。

そのご家族ということで、皆さんとても陽気で楽しい・・・・・
カラオケにも参加して楽しく興じさせていただいたが、日本の楽しみ方とは少し違う
ご兄弟も、京劇を嗜んでいらっしゃるようでとにかく歌がお上手、われわれが好んで歌う演歌とは似ても似つかない、相当高いキーでリズミカルにテンポ良く歌う、目を瞑って効いていればテレビで京劇の舞台を見ているような錯覚を起こすほど見事に歌い上げる。

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最後は、中国に行って食事を楽しむことも大きな目的であったので、ご兄弟の案内でそれなりのお店でご馳走になることが出来た。寂れた「鍾乳洞の前」で観光客相手のお店とは比較にならない程豪華であった

また、杭州で一番おいしいラーメン屋さん?とも比較にならないほど豪華な食事をご馳走になり、行く前に池袋で多少中国料理に慣れていた甲斐もあり、とてもおいしく食べさせていただいた。
実は、西湖のほとりに建つかなり有名な店らしい、とりわけ集まってくる客も高級車を乗り回している
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   鍾乳洞の前のお店の様子           高級レストランで食事をご馳走になる

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さて、海外に旅行に行って一番の楽しみは買い物ではないでしょうか?
家内も、せっかくの機会なので「洋服がほしい」と友人に依頼し、シルク専門街に案内された
日本で言えば「アメ横や浅草の仲見世」のような風情があり、歴史も感じさせていただいた。
道路の両側に、5坪ほどの店が所狭しと並んでいる
私たちはシルクと聞いて、こころばずませながら街に飛び込んだ。
その際に「日本人は格好の獲物なのであまり話しをしないように」
「私が値段交渉をしますから品物を選んで決めたら外に出ていてください」

一元を14円に換算をするそうですが、200元や500元・1000元の品物がズラリ並んでいる中で、
どのぐらいするのか緊張して洋服を選び、交渉は小玉(友人の妻)さんに依頼した

数分のやり取りがあって、われわれが待っている店の外に出てきた
「日本円で5000円で決めてきたわ・・・」「それじゃもう一着お願いします・・・・」
物の良し悪しよりも、5000円という値段につられてもう一着買ってしまった
憧れのチャイナドレス・・・・カラオケのステージ衣装として着用するつもりらしい
写真でお見せできないのが残念?

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私も何か見繕って行こうと「ネクタイやさんに足を運んだ」
上段には200元と表示されたケースに入ったネクタイがキチンと整列されている

奥のほうにも、一見高級と思われる品々が沢山飾られている

私は、手前にあったネクタイに目をつけた「20元」と正札が付いている、日本円にして300円
結構な品物で300円と聞いて、7本ほど手に入れ社員に配らせていただいた。
結構評判がいい・・・・正絹 昔だったらなかなか手に入らないものなのかも

いずれにしても、中国から輸入をして国内で販売する
もしくは、日本企業が中国で生産をして世界で販売をしていく

日本を代表する衣料メーカー「ユニクロ」の商魂逞しいコンテンツが見え隠れするのも事実である
ことを確認する旅にもなりました。いずれにしても13億人54の種族を抱える大中国、日本の隣国で
ありながら、まだまだ充分な国交が開かれていないとすれば「もったいない話」
戦略的互恵関係を存分に活かすべきではないでしょうか?
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「毛主席別荘跡」     西湖の畔にある ホテルの様子  友人も・・・

 
初めて、夫婦で海外旅行をさせていただきながら、健康であることに感謝させていただきました。
「日本に帰り、杭州の話を得意げにしては見たもののあまり受けない?

その理由は、季節外れの旅行だったとか?

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             今回の主賓「西湖と煌輝拓牛・干支の牛」
次回は、上海や南京や桂林などを見に行きたいと、次へのステップを考え始めるきっかけに成りました。
短い旅行でしたが「旅行が出来る環境になったことへの感謝も併せて、さらに精進して行きたい。